2018年閉会のご挨拶

御礼と閉幕のご挨拶

10月13日から開催の「神楽坂まち飛びフェスタ2018」は、11月3日をもって全日程を終了いたしました。
今年は会期中好天にも恵まれて、まさに天高く爽やかな秋の3週間を、多くの方々に神楽坂でお楽しみいただけたのではないかと思います。

会期中ご来場いただいた皆様、魅力あふれる企画でご参加くださった皆様、後援・協賛・協力をいただいた新宿区、新宿観光振興協会、地元商店会・団体、施設、企業、商店、地域の皆様、そして、今年もメインイベント「坂にお絵描き」に結集してくれたボランティアの方々に、心より御礼申し上げます。

まち飛びフェスタは、今年20年目を迎えることができました。
その記念の年に、ちょうどフェスタ開催中に放映のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『僕とシッポと神楽坂』の原作者たらさわみち先生に、素敵なまち飛びオリジナルイラストをパンフレットにご提供いただき、また「坂にお絵描き」では路上のお絵描きを楽しんでいただくという大変光栄なサプライズもありました。

1999年、『ここは牛込、神楽坂』というタウン誌編集長であった故立壁正子さんと神楽坂在住の建築家・故鈴木喜一先生、お二人のアイディアと実行力で始まった「まちに飛び出した美術館」が翌年から「神楽坂まち飛びフェスタ」と名前を変え、ボランティア実行委員たちの手で「まちの手づくり文化祭」として引き継がれ、まち全体を巻き込みながら20年の時を経て大きく育ちました。

改めてその20年の歩みを振り返り、次の10年、20年のために私たちは何を引き継ぎ、何を新しく育てていけばいいか、実行委員たち一人一人が改めて考える節目の年でもあったと思います。

20年前にアートイベントとして始まったフェスタの原点でもある「坂にお絵描き」。
アーティストを応援するまちとして受け継いでいきたい「アートスクエア」。
花街としての神楽坂の伝統を多くの方に伝えたい「ざ・お座敷入門」。
そして、フランス人も多く暮らす「東京のプチ・パリ神楽坂」の魅力をこの地ならではの形にした「ギャルソンレース」。

今年も実行委員会主催の4つのイベントは、神楽坂の伝統と新しい魅力を融合させて明日に繋げたいという思いで開催しました。

そして何より、60を超える、伝統、エンタメ&ストリート、展示、催事・体験の多岐にわたる参加企画は、神楽坂の、江戸・明治の昔から常に多彩な文化を発信してきた文化的豊かさに溢れる姿が、決して過去のものではないことを示してくれました。

今年の20年の節目が未来に繋がる新たな出発点にもなるように、心新たに来年に向けて準備をしていきたいと思っております。

今後とも皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。

来年の秋、また神楽坂でお目にかかりましょう!

2018年11月吉日

神楽坂まち飛びフェスタ実行委員会
実行委員長 日置 圭子
実行委員 一同