『東京天文台初代台長 寺尾壽』
~寺尾壽没後百年記念 東京理科大学近代科学資料館 企画展~
東京理科大学の前身である東京物理学校の創設者21人の1人である寺尾壽について、彼の学びと彼からの教え、さらに周囲の人々を紹介し、近代天文学の歴史を紹介する展示です。
福岡県の士族出身の寺尾壽(1855-1923)は、東京大学理学部において仏語で物理学を学び、フランスのパリのソルボンヌ大学に国費留学して天文学など近代物理学を学び、帰国後東京大学理学部星学科教授となりました。また初代物理学校校長を務め、さらに1888(明治21)年発足した東京天文台の初代台長に任命され31年間勤めました。
寺尾の生涯をたどり、交友のあった人々を紹介するなかで、近代天文学の基礎がどのように築かれていったかを探り、その後受け継がれる天文学を紹介します。
【展示内容】
Ⅰ.学びの日々 ~天文学者への道~
藩校修猷館での学び・開成学校・パリ天文台での日々・カリブ海での金星太陽面経過観測
Ⅱ.教えの日々 ~教育者として~
東京物理学校初代校長・東京大学理学部星学科教授
Ⅲ.近代日本天文学を築く ~東京大学附属東京天文台台長としての30年~
初代台長就任から退官まで(1888年~1915年)黒田清輝による寺尾壽博士像・万国測地学協会パリ総会1889年・日本天文学会 初代会長1903年
Ⅳ.さらに遠くを探求する ~天文学の魅力~
【展示資料】
江戸時代の天文書・東京帝国大学理科大学寺尾壽講義「星学」筆記ノート・「天文月報」寺尾寿追悼号・東京物理学校雑誌1号「創刊の辞」1891(明治24)年12月発行・108号「東京物理学校創立満25年及新築落成記念号」1906(明治39)年11月発行
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2023年 10月12日~12月23日(予定)
水・木・金 12:00~16:00
土 10:00~16:00 -
東京理科大学 近代科学資料館 2階 多目的室
[アクセス]
JR「飯田橋」西口 徒歩4分
地下鉄「飯田橋」B3出口 徒歩3分
※入館無料 - 予約不要
- 東京理科大学 近代科学資料館
- http://www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/
- 03-5228-8224 (開館時間のみ)