「2021年神楽坂まち飛びフェスタ」御礼と閉幕のご挨拶
昨年、コロナ禍でも「まちの文化祭」の灯を消すまいと、規模縮小とオンラインの活用で今年に繋いだ「神楽坂まち飛びフェスタ」。今年もまだまだ先の見えない状況ではありましたが、“できることを出来る限り”を合言葉に準備を進め、23年目のフェスタを無事開催することができました。
このような状況下にもかかわらず、企画参加、ご協賛・ご協力で開催を支えてくださった皆様、ご来場くださった皆様に、心より御礼申し上げます。
フェスタ最終日のメインイベント「坂にお絵描き/坂にお絵貼り」はお天気にも恵まれ、多くの方々に楽しんでいただくことができました。今年も毘沙門天前を中心に限られたエリアでの開催ではありましたが、東京消防庁音楽隊のパレードがオープニングを飾り、爽やかな青空の下、子どもも大人も笑顔溢れる秋の一日となりました。
街は人々の賑わいがあってこそ――神楽坂にいつもの風景が戻りつつあることの幸せを、改めてかみしめた一日でもありました。
昨年、当日お絵描きに来られない方でも参加ができるようにと始めた、事前にオンラインで送ってもらった絵をプリントして坂に貼り、路上を埋め尽くす「坂にお絵貼り」企画。毎年子どもたちの笑顔が何より「お絵描き」を盛り上げてくれるフェスタとして、この企画で子どもたちを応援できないかと、今年は応募作品1枚につき500円を、東京神楽坂ライオンズクラブ、神楽坂商店街振興組合のご協賛金から新宿区の子ども食堂に寄付する「神楽坂こども応援プロジェクト」に発展させました。
結果、当初目標の200枚を大きく上回る615枚もの絵をご応募いただき、13万円を「新宿区ニコニコ子ども食堂」に寄付することができました。絵を応募くださった多くの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
615枚の絵が神楽坂通りにずらっと並んだ光景は圧巻でした。1枚1枚に込められた皆様の温かいお気持ちを大切に、まち飛びフェスタは今後も子どもたちの明るい未来のためにできることを続けていきたいと思います。
来年こそはフルバージョンの「神楽坂まち飛びフェスタ」で、神楽坂の文化アートを皆様と一緒に心ゆくまで楽しむことができますように。
コロナ禍だからこそ考えられたこともたくさんありました。その経験を活かして、さらに充実した楽しいフェスタにするために、実行委員一同、心新たに力を合わせてまいります。
今後とも皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。
来年の秋、また神楽坂でお目にかかりましょう!
2021年11月吉日
神楽坂まち飛びフェスタ実行委員会
実行委員長 日置 圭子
実行委員 一同