「2025年神楽坂まち飛びフェスタ」御礼と閉幕のご挨拶
「神楽坂まち飛びフェスタ2025」は、11月3日をもって3週間の会期を無事終了いたしました。文化のかおり高いまち・神楽坂を形にしてくださった40を超える参加企画の皆さま、協賛や運営協力で開催を支えてくださった皆さま、約70名のボランティアの皆さま、そして会期中ご来場いただいたすべての方々に、心より御礼申し上げます。
明治大正の昔から多くの芸術家や文化人が集い、いつの時代も伝統から最先端まで魅力的な文化を発信し続けてきた神楽坂ですが、時代の流れの中で1990年代後半、賑わいに翳りが見られる時期もありました。そんなとき「神楽坂はこんなものじゃない!」と、神楽坂が受け継いできた文化芸術を改めて掘り起こし、多くの方々に知ってもらおうと、1999年に立ち上げたアートイベントが「まちに飛び出した美術館」でした。
その後、まちの文化祭「神楽坂まち飛びフェスタ」と名前を変えて、神楽坂を愛する人たちによるボランティア実行委員がバトンを受け継ぎ、今年27年目を迎えました。
27年の間にまちの姿は大きく変わりました。しかし、初回から実施している「坂にお絵描き」で、みんなが自由に絵を描く700mの坂道も、江戸時代の地割りをそのまま残す路地や横丁も、そして、ひとがまちをつくり、まちがひとをつくる「神楽坂らしさ」も、実は何一つ変わっていません。「変わりながらも変わらないものがある」この神楽坂の魅力を、まち飛びフェスタはこれからも受け継ぎ、多くの方々に楽しんでいただければ、こんな嬉しいことはありません。
フェスタの企画・運営に年間を通じて携わる実行委員は、伝統を受け継ぎながらもより清新なフェスタになるよう、工夫とチャレンジを続けています。来年も、再来年も・・・ずっとずっと、まちに人々が集い、触れ合い、賑わう幸せを、ご参加の皆さまと一緒に楽しむ、そんなフェスタを実行委員一同、さらに力を合わせてつくってまいります。
今後とも皆さまのご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。
来年の秋、また神楽坂でお会いしましょう!
2025年11月吉日
神楽坂まち飛びフェスタ実行委員会
実行委員長 日置 圭子
実行委員 一同